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映画「ガリレオ 真夏の方程式」レビュー
真夏の方程式 Blu-rayスタンダード・エディション
去年公開になった映画版ガリレオの真夏の方程式がレンタルできてみることができました。公開された当初は容疑者Xの献身を見に行かなかったことを後悔した記憶を思い出して一瞬映画館に行くかどうか迷ったのですが、ドラマ版の吉高さんとのコンビが好きじゃなかったので気分が萎えて結局見てないままでした。

だけどやっぱり間違いだった。吉高さんはほぼ出演なしで物語は進んでいくので映画館に行っても良かったかな?と。どうしてガリレオは映画版の完成度高いんでしょうね。ドラマはガリレオ2は特に面白くなかったのに。ガリレオ映画版第一作目も映画作品として単体でも十分成り立つ作品だったし、今回の作品もドラマを見ていない人でもすんなり見れる作品に仕上がってました。正直ドラマ版ガリレオ2は最初の二話で脱落していた私だったので楽しめるか不安でしたが、一本の映画作品として十分楽しめました。

毎回ですが、私のレビューは必ずラストまでのネタバレがあるのでまだ見ていない人は続きは読まずに閉じてください。
キャスティングは最高によかったです。吹雪ジュンは個人的にあんまり好きじゃないけど、ヒロインの杏ちゃんも前田吟もとってもよかった。子役の子も素朴で演技力もあってよかった。子供特有のうざさとかがうまく出せている感じ。出演している人の中で演技が微妙な人がいて作品に集中できないってのは全くなかった。しいていうなら福山くんが一番微妙(笑)・・・ドラマ見て好きになったのに(愛はどうだというドラマで福山ファンに。)、未だに福山くんの演技は毎回同じで微妙に思えてしまう私です。

原作は読んでいませんが、映画ではこのような流れで物語が進んでいきます。(役名覚えられなかったので一部の人以外芸名で失礼します)

  1. 福山が杏のいる環境問題でもめている街へ専門家として派遣されてくる。
  2. 杏の住む実家は古びた旅館。そこへ福山と同じく環境問題の会議に出席している元刑事が宿泊。
  3. ここに杏一家が住みだしたのは15年ほど前。以前は東京に住んでいた。
  4. 15年ほど前東京では西田尚美が殺害される事件が。犯人は仙波。既に刑期を終えて出所している。
  5. 旅館で元刑事が杏の母吹雪ジュンに仙波の話を持ちかける。
  6. 元刑事の遺体発見。この時点では事故か他殺か不明
  7. 福山が元刑事殺害の真相に気づく

おおまかにだけどこんな感じで話は進みます。話の流れも見ていればわかりやすいのだけど、見ていていくつか疑問や思ったことがあったので箇条書きでレビューとさせていただきます。

  • なぜ福山は古びた旅館に泊まっているのか?
    これに関しては最初はこの一軒しか宿泊施設がないのかと思っていたので不思議に思っていなかったけれど、後からこの地域にはかなり豪華なシティホテルがあることがわかります。そこでこの疑問が。ネット検索で原作を読んだ方の感想で「電車の中で出会った少年(杏のイトコ)が福山に興味を持って自分も滞在する旅館へ誘った」ということで解決。

  • 杏の職業は何か?
    これに関してはダイバー?とも思えるけど、いまいちわからないまま今に至ります。旅館手伝いもそんなにしてなさそうだし、ダイバーっていっても客を取ってる様子はないし・・・。よく見てないけど杏の開設しているブログにヒントがあった?

  • 西田尚美が殺害された動機が弱い
    この事件で仙波が自首しているのですが、実は杏が犯人で仙波は杏をかばったのでした、という流れなのだけど、杏が西田尚美を殺害する動機が映画の中のエピソードだけでは弱くて、なぜ追いかけていってまで刺したのかわからず仕舞いでした。その後、原作ネタバレにより「あんたの父親は本当は仙波なのよ!」的に暴露したことが引き金になったとわかりましたが。西田尚美はお金にだらしないという吹雪ジュンとその夫前田吟の知り合うキッカケになった居酒屋店主が話していたけど、お金にだらしないエピソードは中学生だった杏の前に現れた西田が「母ちゃんに通帳用意して待ってなって言っといて」って言った一言だけってのもなんかなーと。たぶん強請りを暗ににおわしているのだろうけど、父前田吟だけじゃなくて杏にも言わずに母吹雪ジュンだけを強請った方が確実にお金は取れそうなのに、杏に言ってしまうあたりがどうにも頭が悪いっていうか・・・そんな印象でした。でもここで杏に話さないことには事がすすまないのだろうし、ちょっと矛盾してるよなと思った場面。

  • 元刑事が殺害された動機が不明
    話の流れの「5」部分の後、元刑事は前田吟に殺害されてしまいます。これがまた映画の中だけなら全く動機不明のまま終わってます。何しろこの刑事が吹雪ジュンに持ちかけた仙波の話って「仙波って男を知ってますよね?」ということと、その質問をされた後に素っ気ない態度になった吹雪ジュンに対して「あの事件のことを穿り返すつもりで話してる訳ではないんです。」ってことだけ。これでどうして殺害まで至るのか、しかも吹雪ジュンじゃなくて夫の前田吟がってとこも全く意味不明でした。これも原作ネタバレでこの時にこれだけではなく、刑事を退職した後仙波から真相を聞いたこの元刑事が先の長くない仙波と娘の杏を会わせたくてそれをお願いしていた、ということが判明しました。そしてそれを前田吟がひっそりと聞いていてそれが殺害の動機になったと。

  • 結局杏は真相を打ち明けない
    西田を殺害してしまったことを中学生からずっと引きずっていた杏ですが、最後まで自首することも真相を語ることもなくラストです。最後福山と一緒に海にもぐった時に自殺しようとしますが、できず。ここで自首してしまったら本当の親である仙波と育ての親である前田の両方の好意を無にしてしまうことだから、これでよかったのではないかと思いつつ杏の立場だったら一生背負っていかなければならない傷でもあるからどうなのかなと思うところも。今回の殺人に利用されてしまった少年の心のケアをお願いするってことで福山の中では自首しなくてよいという結論になったようだけど・・・。結局この家族は三人とも全員が自分のエゴで人を殺したり利用したりしてるなという印象で後味悪い感じだった。このラストが成り立つなら容疑者Xの献身の時に松雪が真相を告白しないラストでもアリだったんじゃないの?となぜか前作に思いをはせてしまったラストでした。


前作と違ってなぜだか今回はラストに泣ける要素は全く感じませんでした。一応ね、泣ける用に作ってある場面はあるんだよね。だけど今の私にはどれもはまらなかった。子供が利用されてるという点はかなりの後味の悪さを感じるし、利用された少年のことを思うと心は痛いけど感動とかではないんだよね。心を動かされるというよりは後味悪い作りで印象づけるという作者の変な意図があるのでは?とか余計なことを考えてしまって、作品としてストーリーも映像も良かったけれど、思い入れのある作品とまではいかなかったかも。

原因ははっきりわからないけれど、箇条書きの感想の中でも書いた通りで「原作がないと意味不明な部分が多い」ってのがあるかなぁ。原作との相違点とかが多少あってもいいと思うので、原作を読んでいない人でも理解できるストーリー作りをしてほしかったなというのが全体的な感想です。

映画を見た後に疑問を持って、ネット検索をしなきゃ理解できない作品ってのもなんだかなーって。原作を読んで初めて深く理解できる、とかならいいと思うけど全くわからないってのはどうよ?と思う。これももしや映画を見て疑問を持った人が原作の本を買うという構図を作るためとかだったりする?だとしたらそれはないよねーと思う。

原作レビューで特に参考にさせてもらったページ
Yahoo映画−真夏の方程式レビュー
※ネタバレ注意 ガリレオ 感想 真夏の方程式 恭平くん
※ネタバレ注意 ガリレオ 感想 真夏の方程式 川畑成実

■関連記事■
容疑者Xの献身レビュー(感想ネタバレアリ)
映画「ガリレオ 真夏の方程式」レビュー
ルーキーズとガリレオ やっぱりガリレオ
続きは映画で??


この記事のカテゴリ:音楽漫画娯楽
 
| かりん | 13:35 | comments(2) | trackbacks(0) | |
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そうなんdeath。
真夏の方程式って、「いい人」が少ないもんで読後のカタルシスも不足気味、ちょい消化不良っぽいというか。
子供嫌いな湯川が珍しく真剣に子供と向き合っでた内容なんですが。
東野圭吾って「ガリレオ」に限らず動機が希薄な殺人が多いようなイメージなんすわ。「虚ろな十字架」もそうだったし。
浅見光彦シリーズみたいにキャラものと割りきればいいのかな〜。
あ、でも「ペットボトルロケットにスマホくっつけて海に落として海底撮影」は良かったな〜。さすがガリレオ。
映画ではちゃんと再現されてたかな?
あ〜〜〜〜本読みたいw
| はしばみ2 | 2014/05/29 7:46 PM |

>はしばみ2さん
ほんとそうだよねー!
なんでこんなに後味悪いんだ!と思いつつ
こういうのを楽しむ作品だったのかな?と今は思ってます。
これはこれでアリだと思うし。
ただし、本文中で書いた通り原作読まないとわかんない作りは納得できないけど。

ペットボトルロケットの場面は綺麗に再現されてましたよ!
あのシーンは良かったです。
少年と湯川先生の絆も感じられたし、映像がとても綺麗で。
・・・と思っているのにレビューに書いてなかった(汗
| かりん | 2014/05/30 8:41 PM |

レスできません。コメレスなしで
OKな方だけコメントどうぞ。
(2014/7/22〜)









   
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